SSブログ

保育士さん、大変 [独り言]

 駅に急いでいました。この辺は信号がありません。結構車も通ります。今日もちびちゃんのお散歩に出会いました。1歳から3歳ぐらいの幼児が二十人ほど、保育士さんが六人でしょうか。何時も会う度に大変だなあ、偉いなあと思って暫く立ち止まって見ていますが、今日のちびちゃん達はみんなお利口さんで、泣く子も居ないし手を繋いで歩いて行きました。その間の保育士さんが素晴らしかった。笑顔いっぱい、一人ひとりにちゃんと目配りをして。ひとり転んでも二十人のちびを慌てさせない気遣いは子育てを経験した者は良く解ります。細やかな、行き届いた保育士さんに感謝です。お母さんも安心して働けますね。内弟子さんの中にもお一人保育士さんが居ますが、矢張り日常も行き届いて居ますから尊敬です。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

昭和 [独り言]

 何か言うと「時代が変わったのだから、今は昭和じゃないよ」と口をだすものが居ます。そんなに変わりましたか?変わらなくてはいけないものでしょうか?違いますよね。人間大切に生きる基本は絶対に同じだと私は思っています。憲法がガラッと変わる訳じゃありませんし良いこと悪いことも常識だと思います。しっかり仕事をし、子供を育て、親を大切にする、何も変わりませんけど。変わるのは表面の情景の変化による自分の思い込みや付和雷同の類い、世情の出来事に対する反応程度かなと思うけど、生きる形の10分の2位でしょうか。何れにしてもしっかり自分を保つのが一番と、時代が変わったと言われた者の発言です。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

立場 [独り言]

 歌の教室をはじめ、私は10人以上の集まりに入っていることが多い。学ぶ以外に様々な価値観や好みや感じ方をじかに知ることが出来る機会があって、自分の生き方に大層プラスになっている。だってみんな一人宛考え方があって当たり前ですものね。幸い、私が所属する会の人達はみんな知識人、それに他にあまり動じない良識人、だから自分の意見も拘り無く話せます。大事なのは、話す中味は、私生活の自分の立場をしっかり知っていないと愚痴や独りよがりになりますからまずどう生きているかですよね。みんな母の立場であり、子の立場、嫁、姑そして妻の立場ですから、体験済みの中から発言も発生するので、立場の重要さが良く解ります。何かを過信して感情的発言を自分の立場を忘れてなさり、夫に迷惑を掛けたなんて聞きますから。自分を省みたい一つだと思います。人生甘いことばかりでもありませんから。自分を明るくしっかり弁えていきたいものです。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

料理の美しさ [独り言]

 私が料理を納得して教わったのは二十歳を過ぎてからで、あるホテルのシェフが月1回行うセミナーでした。そこで料理は美しい物と言う人間の感性に出会いました。大家族で育った食卓は大皿、大どんぶりが広いテーぶりに並んで居て、銘々が取って食べるのが普通でしたから、新しい知識でした。キャベツの千切りひとつでも盛り方によって美しく見える、ハンバーグを美味しそう!と感じさせる付け合わせの野菜の彩り、食器と料理の相性等、作り方やお味はもちろんながら、人間の感性を学んだと思っています。だから、料理はまず美味しいが原則ですけれど、食卓も含めて食べたい!と思わせるような美しい感性が見えるのが好きですね。それが3きれほどのお漬物であっても、お味噌汁に一枚浮かんだ三つ葉であってもいっしょだと思っています。心の籠もった料理を美味しく愉しく頂くのは最高の幸せです。と思いませんか?

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

紫式部 [独り言]

 紫式部の名は学生時代から誰でも知っているけれど、漠然と京都がつながって頭の中にありながら場所までは考えませんでした。送られてきた情報誌を見て初めて京都御所の隣にある天台宗の古刹廬山寺と知って少し驚いた。街の真ん中に?と言うけれど御所の側なら当然でした。白砂と苔のお庭には、式部に想いを致して淡い紫の桔梗だけが彩っていると言う。何度も京都には行ったのに惜しい事をしました。御所の拝観は行きましたのに。行きたいな。無理かな。沢山の写真を見て京都の色々を思い出しましょう。昔、国語の先生が紫式部の話を憧れのように話されたことも思い出しました。なんじゅうねん前だ?!

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

時代差 [独り言]

 私の周りに高齢者はいない。しょっちゅうお目にかかるのは、四十台・五十台、六十台七十台はまばらで、お元気でみんな溌剌としてられるから年齢を感じません。お話もみんなに通じる楽しい話題、その中に私九十四歳も混じって同じ様に話をしているって、少し可笑しいですね。でも違和感が全然無く、楽しいと言うことは、良く言えば柔軟性がある?それとも時代を感じない?若い人の活気が大好きなのです。みんな優しくて仲が良くて、話題が豊富で、何よりも礼儀正しい、こう言う環境は成晃が創りたかった場だと思っています。お蔭様で私は幸せです。珍しい最晩年だと思っています。ご先祖様のお蔭かも知れません。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

積んでおく本 [独り言]

 ふと目について買い求めた本は、週刊誌などの軽い物はほかの紙類と一緒に処分出来るけど、何度も読むつもりで買った物は段々本棚をいっぱいにして、いつか積んどくになってしまう。絶対に捨てられないのが亡夫の医学書、学生時代から開業して学会に行く時間が取れないと論文として出された大量の医学書、加えて専門誌、没後時間が経ったので処分したいけど出来ません。情だけじゃなくて、医学の進歩に従い、内容の変化、基本は変わらないにしても学理そのものが変わってきているから、夫が苦労して買った医学書は、今や価値が無いと思います。数十年前、漢字、助詩助動詞すべて時代に合わなくて今の人が読めなくなった文庫をまとめて出したら、中年の方が持ってお帰りになったので嬉しかったけど、医学書はまず無理でしょう。四十年前に医学部から退いた息子の医学書と共に、このまま積んどくしか無いのかな。専門書は重いし。まあ心配しても仕方ありませんが。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg

花火大会 [独り言]

 火曜日の夜は何時も独りです。色々片付けて午後8時、のんびりNHKの歌番組を観ていたら、メールが来ました。お母様、今長岡の花火をやっていますよって。NHKのBSですよとご親切。早速チャンネルを回して見たら、見事な花火!長岡の花火は日本一と聞いていたけれど、凄い。パッと気持が明るくなりました。誰も居ないから音量もアップして、まるで現地に居るみたい。まったく、良い年をして可笑しいけど、わざわざ知らせてくれた事と言い、とても嬉しい。良くあるのです。突然メールが来て、お夕食召し上がりましたか?とか、朝、これから会社に出掛けます。暑いけど。お母様も気を付けて下さいとか。皆予告無しの突然メールだから、吃驚したり笑い出したり、とても嬉しい。みんな他人様なのに何とも優しく、生きていて有難いと思わせます。花火は三年ぶり、日本の夏ですよね。改めて日本人の細やかな伝統と心を感じます。彼方此方のお祭りも今年はなさるんですね。段々戻りますように。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg


時代劇映画 [独り言]

 久し振りで、品格ある時代劇を観ました。最近時代劇を観ることは大体放映が無いから随分長い間観ていない。もっとも、桃太郎侍や水戸黄門のような勧善懲悪的なそして最後万歳と明るい結末になる肩の凝らない物は再放送しているようだけど私が好きな時代物ではない。今回のドラマは、長年役者として舞台やシリアスな映画で磨いてきた演技者、…中にはセリフの下手な人も居るけど?ストーリーもさることながら全体に流れる心の品格、私はこのひとときがとても楽しい時間になりました。あの監督や脚本家の深い知識と拘りが生んだ作品なのでしょう。それに俳優北大路欣也が素晴らしかった。見終わって爽やかさを感じさせる時代劇はあまり無い。たまには良い日があるものです。

彌 叡
banner_20090417093348.jpg