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料理の美しさ [独り言]

 私が料理を納得して教わったのは二十歳を過ぎてからで、あるホテルのシェフが月1回行うセミナーでした。そこで料理は美しい物と言う人間の感性に出会いました。大家族で育った食卓は大皿、大どんぶりが広いテーぶりに並んで居て、銘々が取って食べるのが普通でしたから、新しい知識でした。キャベツの千切りひとつでも盛り方によって美しく見える、ハンバーグを美味しそう!と感じさせる付け合わせの野菜の彩り、食器と料理の相性等、作り方やお味はもちろんながら、人間の感性を学んだと思っています。だから、料理はまず美味しいが原則ですけれど、食卓も含めて食べたい!と思わせるような美しい感性が見えるのが好きですね。それが3きれほどのお漬物であっても、お味噌汁に一枚浮かんだ三つ葉であってもいっしょだと思っています。心の籠もった料理を美味しく愉しく頂くのは最高の幸せです。と思いませんか?

彌 叡
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