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歌舞伎 [独り言]

 歌舞伎が出雲の阿国以来の伝統文化であることも良く知っている。数十年前、友人との付き合いで、澤瀉屋の会員になって、何度か観に行く事もありましたが、私は、何事も入れ込む性格ではないので、役者の演技は評価しているけれど、熱くはならない。今回の騒動にしても、そんな事は昔から良くあったよねと思っている。猿翁が実子に対して、私に子供は居ないと怒鳴って、藤間紫さんに窘められた時も楽屋に押しかけた連中と一緒に居たし、様々聞いたけれど、芸の世界は有り勝ちないことと受け取って居たものなので、かえって週刊誌の騒ぎ方が異常に見えたりします。尤も、事、人命の尊厳に関わる事件に生じた現在は中味が異なります。女形のくねくねした演技も好きじゃないけど、異常と正常が分からない世界が有るものだなあと今更に学びます。

彌 叡
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偲ぶ歌声 [独り言]

 沢山の歌手が折々に歌声を聴かせて頂き、クラシック、民謡、演歌に拘わらず心を癒やして頂いた。この所、偲ぶコンサートを何度か見ることがあって、しみじみと伺っています。亡くなった方の歌を歌声は違っても懸命に歌われると、ついジーンと知っているメロディーに涙していたりして。偲ばれる歌を遺された方は矢張り素晴らしい歌手でした。私が教わった先生を偲んだ時は生徒たちみんなで泣きました。良い年をして、可笑しいけど、年を重ねると素直になるのかも。私は何も残せないけど、何時もしっかり話を聞いて下さったと親しく言って下さる方々の笑顔を心に残したいと思います。後々、偲んで下さるかも。

彌 叡
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普通に [独り言]

 普通に生きると言うことが非情に難しいと最近とみに思います。世界的に穏やかではないのもありますが、そんな大袈裟じゃなくて自分の周辺を見ていても、ああ普通って努力が必要だとつくづく感じる事が多くあります。外から内から思い掛けない現象があって、平和が一番、穏やかが一番と自分を保とうとしても世情も人の思いも安易な考えでは処して行けません。年を経る毎に、その感が強くなります。誰の責任でもないかも知れず、自分を強く保てれば良いのだけど、人間は脆いな、詰まらないな、親は何を子供に望んで産んだのだろう、そんなところまで考えてしまいます。逃げちゃ行けませんね。この命知恵を持って出るところ引くところ、キチンと弁えなければ、下らない人生詰まらない人間に成ってしまう。など、、とつおいつ、思った朝です。自分の周辺を悩んで居られる方、頑張りましょう。

彌 叡
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好き嫌い [独り言]

 主に食べ物の話をしているときに、あれ嫌いとか好きとか申しますが、最近、人の好き嫌いを口を極めて言う人に会って、その激しい口調に驚きとともに、感性が鋭いのが、思い込みが強すぎるのか、顔を見つめてしまいました。確かにその方はお喋りだし、周りの人の思いなど解らなさそうではある人なんだけど、そこまで嫌う?とかえって何かあったの?と聞きたくなる。私も暗い人や執念深い人やよく人の批判をするひとは嫌いだけど、それぞれ生まれも育ちも違うからとそこで縁無き衆生と思うから深刻には思わない。でもあれだけ嫌われたら、念だけで体がおかしくならないかなと気にしてしまいますね。他人の悪口を言う人は沢山見るけど、口にチャックを。

彌 叡
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チェロ [独り言]

 初めてチェロだけのチャイコフスキーを聞きました。ウィーンのチェロ奏者メンバーと聞きました。弦楽器は本当に様々あって楽しい。幼い頃長兄がバイオリンを練習しているのを部屋の隅っこで見ていました。以来、バイオリンの音色は一番好きだけど、今日の演奏を聞いて改めて弦楽の深さに驚いている音楽好きの私です。寂しいときには何よりもバイオリンの音色が良い。つい、涙ぐむ時が多いですが。今日も良い音に癒やされ、こころ穏やかにたどり着いたみたい。自分の小さい手を見ながら、矢張り聴くだけを実感です。

彌 叡
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雰囲気 [独り言]

 6月1日朝早く美しい花束が届きました。毎月の1日に必ず贈って下さる方からの私を案じて下さる…もう何年もの変わらぬお心遣い、とても胸に沁みます。前の日何があろうと、朔日の花はぱあっと家の雰囲気が変わります。お花は不思議ですね。お隣の奥様が亡くなられたご主人様を偲ばれて植えられた白い紫陽花も満開に咲きました。千万言の言葉より気持が伝わります。もう初夏ですね。神様のご縁日、有難うございます。

彌 叡
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