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一億分の一 [独り言]

 人間社会は、大層難しい。狭い範囲、広い社会誰とも和やかに楽しくしたいのに、それぞれの性格や価値観もあって、自分の意図しない不穏な空気に巻き込まれて悩むことも良くあります。でも私、今年の誕生日に突然ストンと解ったのです。沢山のお祝いのメッセージを頂いて、涙が出る想いの中、私を案じて下さる方々がこんなにいらっしゃる、日本の人口1億は、皆優しく人を祝える人達なんですよね。明るい付き合いが出来ない人が居ても、精々一人か二人、1億分の1ぐらいだと思った途端、笑い出しました。たった1億分の1で、何でそんなに落ち込むの。狭い思考に自分を情けないと思いますね。勿論、たった一人でもおろそかに考えてはいけないのは当然です。でも、大抵は思い込みと独りよがり、それに自分だけ大事が事の発端の場合が多いから尚更大きく考えること、ですね。私も皆も1億分の1ですね。今年の誕生日に皆様からのお心遣いを戴いて、生涯最高の誕生日になりました。1億の中に生きていて良かった!感謝です。

彌 叡
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筑仙の浴衣 [独り言]

 真夏だけど浴衣姿の方を見掛けることはこの辺り滅多に無い。氏神のお祭りにかわいい浴衣姿を見掛けて、ああ良いなと見るけど、それは洋服と同じ感覚でお召しになるみたいでその柄も色合いも洋服感覚ですね。それはそれで素敵だし夏らしい。最近素敵なご婦人を見掛けました。もう喜寿も過ぎたような方だけど藍と白の浴衣をキリッとお召しになって帯も博多の半幅帯、足は素足で下駄を履いていらっしゃる、何十年ぶりに本格的な浴衣姿を見ました。あの浴衣は昔憧れの筑仙の浴衣、藍と白地のしっかりしたこの浴衣は皆憧れたものです。お高い上に呉服屋さんに納められる数も少なくて中々手に出来ない反物でした。本当に久し振りにその浴衣姿を見ました。矢っ張り筑仙は、染も絵も良い。お育ちが良くキチンと毎日を過ごされていらっしゃる方でしょうね。暑いのに手にした扇子の動きは何とも優雅、忘れていた何かを思い出しました。良いものは本当に良い。ものだけでは無くて気持もね?酷暑の中ですが。

彌 叡
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誕生日 [心と身体]

 七月十九日、満九十四才の誕生日を迎えました。沢山のメール、お花、プレゼントを頂き幸せな一日、有難うございました。そそっかしくて転んだりぶつけたりする以外はまだ元気で、我ながら不思議です。70年前、結核に冒され余命三カ月と云われていましたのに勝れた医師に出会い、こんなに生きられたなんて、ただ感謝です。一生懸命生きたつもりでも、今思えば悔やむこと多く、これからの時間に心して生きようと考えて居ります。考えること、優しさで包むことは今でも出来る、歴史も含めてお役に立てるかしら。誕生日にあたり皆様有難うございました。

彌 叡
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