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ウィルスの怖さを思う [心と身体]

 もう1年以上になるコロナ災禍、死者も居られる。それにインフルエンザも毎年のように襲ってくる。目に見えない菌はどう防げば良いのか、怯えてばかりは居られないけれど時折人間は無力だなあと思うことがありますよね。心を強く持たないと落ち込みそうになる。その昔私の姉が28歳で結核で亡くなりました。太平洋戦争が始まった年です。その臨終の日、会社員の兄が勤めを休んで遠方から駆けつけたのだけれど…、死に際とも思えない声で姉が叱ったのです。帰りなさい、休んでくるほどの事じゃないって。障子の外の廊下で兄は泣き私達も泣いたあの日の事は今もはっきり覚えています。結核も目に見えないウイルス、防ぎようがなく蔓延しました。今又結核に罹患する人が居られると言います。防ぎようが無いウイルスに負けない方法は自分の注意と体力しか無いので自分を強くしなくては!臨終の日の姉のような、精神の強さを自分が持っているかと言われれば疑問だけれど体を注意しながら鍛えることは出来そう。人様は私の事を強い人と行って下さる、ならば本物の強さを自覚出来るようにならなくてはね。上辺ではなく中からです。オタオタしないように、お互い冷静にしっかり致しましょう。

彌 叡
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何でも言える付き合い [独り言]

 脚色家の橋田壽賀子さんが亡くなられた。沢山の死を悼む声の中で私が打たれたのは、プロジュウサーの石井ふく子さんの言葉、何でも言える友人と言うひと言、もう60年の付き合いだと言う。世の中何百人との出会いがある、その中で何でも言えて解って忌憚ない話も出来て、心にこだわりの1点も残らない付き合いなんて…彼女たちにはあったのですね。生きている限り何かしら引っかかりがあったり不信が湧いたり、ひと言に傷ついたりして百パーセント何でも言い合える友など、あり得ない。どちらも業界でトップクラスの人、一般人よりはかなりの荒波の中にいた人達、でもだから乗り越えてその域まで行けたのかしら?羨ましい、人間性だとか賢明だとか言う以前に良い出会いがお二人にあったと言えるのかも知れません。相性だのなんだのじゃ無くてそんな出会いが有るのは自分次第かも知れませんね。

彌 叡
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有り難いです [生き方]

 2年前エッセイを出版した水曜社から朝日新聞が送られてきました。何ごと?と広げてみたら、もう2年も経つのに再び広告を掲載して下さった新聞でした。それも一面に。この所コロナのニュースばかりで楽しい事など何も無いと感じていたけれど、突然の朗報でした。又力を入れてくださるそうな!あの出版した後何枚かの読者からの手紙が出版社着付けで戴いたけれど、皆お年を召した方達でした。新潟からの92歳と言う男性の方の文章には感動しましたし有難く恐縮しました。病気や不満や希望のなさから来る愚痴の多い友人知人を励ますつもりがあったのだけれど予想以上に深く読んで下さった方々にお礼を申し上げたいと思っています。出版社の方針は素人には解らないけれど又何人かの方に読んで頂けたら嬉しいと思います。思いがけないお知らせに少し嬉しい。矢張り人間は社会で御世話になって生きているのですね。

彌 叡
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