人生

　上皇様が一時意識を失われたと聞く。お疲れは体の隅々まで残って、高齢での戻りが中々なのでしょう。
上皇様のお側におられる上皇后様の人生を畏れながら考えてしまいました。
ただただ努力、二十四時間お心が休まる事などおありにならなかったでしょう。
並外れた聡明と強さと、お体に沁みているご実家の家風があの生き方だったのでしょう。
ちょっと頭が良い位ではあの人生は無い。
省みても自分の浅はかな人生は今悔いるだけで愚かさに隠れたい思いがする。
もし生まれ変わったら?
もう少し優れた人生にしたい。

彌　叡