育ち

　芸能人が漫才やお芝居も含めて、今のテレビ界はこの方達でセキケンされている。驚くのは、東大を始め一流大学を卒業した人たちが、まるで就職をするように漫才やお笑い芸人の道を選んでいると云うこと。自分の道は自分で選ぶという思いは立派だけれど、一瞬驚いたのも時代かしら。苦学でも何でも普通に学校を出ている人達だから、外国語も理解しているし、普通に話題も常識的に出るけど、絶対の違いは生まれ育ったご家庭の有り様がまざまざと現れることだと痛感しました。お育ち等という大層なものではなく、ノーマルな普通の家庭で、おはようや有難うが普通に口から出る家庭に育った子供と、親が感謝と言う言葉を知らなかった、当然子供も世の常識的な礼節を教えられていない家庭に育った人では、言葉だけでなく、顔にもその違いが見えて、親の築く家庭の重要を知らせてくれました。古い時代の思い込みだけじゃなく誰もが気付くことだと思います。自分で学ぶことなんだと思いますが。

彌　叡