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辛い日

 11日、午後二時四六分。あの震災を偲んで手を合わせました。不明の方々が見つかりますようにとただ祈るだけです。地籟ですよね。昔のことを思い出しました。第二次大戦中私たちは学徒動員で海軍工廠で働きました。皆がまだ十七才、女子高生、明けて三月、そこで卒業式が行われました。歌う歌は、海ゆかば、蛍の光は敵国の歌と言われ学校最後の歌は海ゆかばでした。あんな小娘が戦争になんのお役にたったのでしょう。1年後帰郷した直ぐ後に終戦、それから学力不足を補う補習は、終戦で俄然張り切りだした教師にいじめられましたね。あの数年間は辛かった。昨日手を合わせながら、人生には身内の別れとか色々辛いことが沢山有るけれど、戦争中のこと、津波被害のことは体に染みこんで消えません。この想いに生きている限り辛さが付いて往くのかな。私に出来ることは祈るだけです。ね。

彌 叡
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