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不思議な感情 [祈り]

 遠くにあるお墓には、思っていても中々参れないもの、私も同じでお彼岸もお盆も東京で手を合わせます。兄が永年供養墓を建ててから一度参って以来、もう有難うございますで諦めていたのだけれど。突然、今日なら行ける!皆様ご存知のひらめき虫が私を走らせ、行って来ました。永年供養墓は、菩提寺の良い場所に観音像と共に建てられていて、縁の繋がったもの達の俗名戒名、亡くなった日も全て彫られている、涙が出て来ました。昔々、両親がいて九人兄弟姉妹が賑やかに過ごした日々、ただ独り残った自分が何だかここに居るのが不思議な思いでした。若い一緒に行った者が、一人ずつの名前を読みながら、この人がお祖父さまなんですねと生前会ったことのない名前をメモしているのを見ていて、今回の閃きに感謝です。三日間の旅は一番の旅になりました。然し涙もろくなった自分が情け無い然し優しい人達に囲まれている身に改めて感謝です。

彌 叡
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