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足蹠 [独り言]

 最近旅立たれた緒方貞子氏は、私の尊敬する方でした。その方の努力や世界での活動やお人柄を知るにつれ、私努力や数年しか違わない方が、あの時代、ご自分の生き方をどのように考えて定められたのか、怜悧な頭脳と言うだけではない、第二次大戦中に国民全部が巻き込まれたあの時代に、どう考えられて進まれたのか。多分ご家庭の有りようもあったと思いますが、私はその生き方を、天と地の差を感じました。私が長く歌を習った西田先生が亡くなられ、忍ぶ会に来られたお姉様が、国連の通訳として70歳を過ぎた今も働いて居られると伺ったときも、同じ想いにさいなまれたけれど、人間の生き方、折々の思考、自分では一生懸命だったけど甘かったですね。もしも宇宙の奇跡が有って、生まれ変われたら、何事にも動じない、判断が間違いなく出来る、生き方をしたいと、この頃頓に思う。でも1つ嬉しいことがありました。私は、就寝中良く夢を見ますが、昨夜は驚いたことに、払いの祝詞を詠んでいる自分の姿が夢に出たのです。目覚めて思わず手を合わせました。有り難うと。意味は解るような解らないような。です。

彌 叡
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