表情

　大分前の事だけど、近くに何時も何が面白いと云うようにむっつりした顔の方がおいでになって、道端でお会いしても黙礼してそそくさとすれ違いが普通だった。そのイメージがコロッと変わったのは２年ほど前から。きっかけは些細な事だったと思うけど大声で笑われて以来何時お見かけしても柔らかい表情が続いている。飼い出された仔犬のせいかな？いや、本当は人との接触が苦手な人かも？本当は感受性が豊かすぎて表情に出せない方かも？他人は色々なことを言う。還暦をとっくに過ぎたその方は最近道でお会いすると「命の寒いですね」とあちらからお声を掛けて下さる。何がきっかけにせよ笑顔は良いですね。初めて笑顔を見たとき、うわっ凄いハンサムなかたなんだと吃驚したし皆同じ事をおっしゃっているから笑顔は皆の感じががらりと変わる力があるのですね。私も表情にも気を付けよう。

彌　叡

人生って

　何時もの通りに朝刊を読んでいます。読者の投書欄に今日は66才の女性、母上の思い出が書いてある。思い出す事が温かくて良かったね！ふと私の娘が７０歳になることを思い出しました。ああ、長い人生だったと思い出しました。3日前の歌唱レッスンで、ミヤビト言う方が作られた「命の歌」を歌っていたとき訳もなく涙が浮かんできたけれど、なんだか今日は人生って？と頭をよぎった途端目が滲むなんて、コロナの世情につられたかな？情け無いけど人生と言う言葉はそれだけ深ーい広ーいものなんですね。振り返っても無駄、昔は返らないんだから。一生懸命生きたのだからそれで良し。！

彌　叡

年齢不詳

　この1年わざわざデパートに買い物をしに行く事も少なかった。皆さん同じでしょう。その影響も有ってなのでしょうが、業者からのお買い物勧誘電話が多い。毎日のように化粧品、サプリメント、嗜好品、果ては日用品迄、店頭で売れなければ企業は方法を考えますものね。私は通販や遠方からの買い物で必ず聞かれる生年月日を絶対に言わないから、多分中年女性と思って化粧品などを強引に勧めるけど、実年齢を教えるとしどろもどろになって電話を切る。意地悪にそれを楽しんだりする事もあるけれど、薬品やサプリメントはかえってしつこく勧められたりして。ヤレヤレです。でも買い物は自分でちゃんと選びたいですね。しまったと思わないように。

彌　叡

忠臣蔵

　例年なら忠臣蔵でテレビも沸き立つのに今年はそれに触れる記事もない。全てコロナのせい、情緒ある日本のあらゆる行事が中止になりました。目に見えないウイルスの災いの恐ろしさにこの1年を苦労しましたね。浅野内匠頭の仇を討つために家臣の重ねた日々よりは短いかも知れないけれど、手応えの感じられないコロナ災難をどう頑張れば良いのか？弱音を吐いても仕方が無いけれど疲れますね。今日泉岳寺に行く人が居るのかしら。そう言う人は心に余裕がある強い人か歴史を忘れない人かも。何れにしても病魔につけ込まれないように躰をしっかり護りましょう。

彌　叡

削りたいけど

　何度か伊勢神宮に詣ったとき、硬いかつをぶしとスルメを戴いた。私の育った時代は、今のようにインスタントの調味料で味付けはしないからかつをぶしとだし昆布が基本でつゆ物を作るときは作る直前にかつをぶしを削ったものでした。良いおだしが出来ると美味しい料理が出来る、当たり前のことですよね。機械で削ったひらひらの花がつをは一日毎に味も香りも落ちていくし、沢山使わないと味が出ない。出来ることならその度に固いかつをぶしを削りたいのだけれど…体力気力タイミング中々整わないと我が儘で終わってしまうから出来るときにという事になっていますね。でも新年のお雑煮は毎年必ず手で削って利尻昆布と削り立てのかつをぶしとを使っておだしを作ってきたのですよ。まるでこけの一念みたいですけど。もうすぐ新年です。

彌　叡

体の中身

　まさか骨粗しょう症などと言う名前が目の前に現れるとは思いませんでした。終活の一つとして無駄な事を止めようと思い、コンピュータ―だけの会話問診のクリニックに通うのをやめ、近くの先生に健康管理の西洋医学の部分をお願いする事にした第一日目、触診問診、検査をキチンとしていただきその結果に出た言葉に驚きました。幼いときからお転婆で学生時代はテニスに明け暮れ元気で走り回るだけが能力みたいな自分が骨粗しょう症？尤も年齢からすれば少しも可笑しくはない。びっくり顔の私に、ドクターは予防用心ですよと笑いながら1ヶ月に1錠の投薬を処方していただいた。他は異常無しと言う事だけど、反面ここに来て良かったと実感しました。私の主治医は息子殿、笑顔でのたもうた。中味が解って良かった。予防が出来る間にその対策が有るって、やっぱり良かった。！しかし西洋医学は進んで居ますね。夫の開業医時代にはどうだったかしら。勉強になりました。

本日は晴天

　昨日とは打って変わって青空光いっぱいの朝は生き返る気がする。あの灰色の雲と一緒にウイルスも消えてくれたら良いのに。愚痴を言っても仕方が無い。神仏に手を合わせ10分間の体操を何時もの通りに行ったら今日はやることが無い。じっとしているのは性に合わない私、仕方が無いからあちこちの物を剥がして洗濯にかかります。まったく貧乏性です。昔から洗濯が好きで誰に似たのやら、匂いがダメなので無臭の洗剤を探すのは一寸大変だけど、洗濯の気持ち良さは何にも換えられない。自分の心も常に真っ白にしておきたいと思って居ます。今日は本当に良い天気です。

彌　叡

御縁日

　色々なご縁があって、人との交流があるけれど、今日は12月1日、神様にしっかりお詣りする日、1年の最後の月になりました。普通は「あっという間でしたね」とか、早いねとか、口にするけど今年は毎日コロナとの闘いでした。目に見えないウイルスに対してどうすれば良いのか、政府の方針やら報道やら、ゴホンと出る咳にも神経質になって長い人生の中でも昔死に病いと言われた結核より恐怖を感じましたね。結局自分を護るのは自分そして宇宙の神に手を合わせるしか無かったけれど、経験して学んだ事も沢山有ったみたいです。これから一寸時間が遅れたけれど、神棚を浄めて清酒．米，塩，清水を新しく供え新しい榊を飾ってご挨拶を致します。神は自分の気持ちをご報告する場、広い宇宙からダメ出しされませんように謙虚に今年最後の1日拍手をうちたいと思います。

彌　叡