やっぱり元気は努力

　お客様がお帰りになり、何となくテレビのスイッチを押すと、歌番組をやっている。
いつもBGMのように後ろで流れている我が家の歌番組だけど、今日は目が止まった。
若い歌手が居ない。
従って今時の賑やかな歌が無い。
今、正面で朗々と歌っているのが黄門様、里見浩太郎さん、両脇に立つ五木さんや鳥羽さんより姿勢もシャンとしていて、たしかもう八十才近いはずなのに本当に若い！
そう言えば同じ頃からスターだった北大路欣也さんも現在も主役を張って居られる。
かつぜつも乱れ一つなく。
色々な銀幕のスターが中年で亡くなった。
未だに老いを感じさせず、深みさえ増して第一線で働けるその裏には、健康や知識日常生活に並々ならぬ努力があったのだろうと感じさせます。
生き方の形は年を経て現れるものですね。
思いがけず人の後ろ姿をみたおもい、私も背筋をのばしましょう。

彌　叡

わからない

　この頃思う事がある。自分の人生これで良かったのかなって。
本当は他にやりたい望みがあったんじゃなかったのかな？
昔の未熟な自分をこの所やたらに思い出して、冷や汗どころか、お前が悪いと独り言を言い、悔やむことがいっぱい出てくる。
まるで精神病者みたい。
でも、そのとき時一生懸命だったんだよね！
動き回って体重は４０キロもなかった、考え付く限りの生き方をしたつもりだったけど。
情け無いったらありゃしない。
もう一度生まれ変わりたいなんて、さらさら思わないけど、一生懸命だったこと、神にわかってほしい。
つくづく思いますが、後悔先に立たず、だから今を大切に生きなくちゃねであります。

彌　叡

周りが変わる

　自分は自分、何も変わっていない。
周りの状況が変わっていくだけ。時代があり、人間の動きがあり、子供が大人に成っていき、貨幣価値が変化し独りが２人になりまた１人になり…
でも、私自身は何も変わらず生きている。
生活は色々形が変わるけど。
考えてみれば所詮人間の一生なんてその程度のもの、くよくよしたって自分だけの迷い。
昨夜ベッドに入って眠れないまま:ふっと頭に浮かんで可笑しくなりました。
真剣にあっちぶつかりこっちぶつかりして頑張ったのに、たったのそれだけのもの!?…
気が楽になりました。
自分は自分を知っていれば良い。

彌　叡

おにぎり

　テレビドラマを見ていたら、おにぎりが大好きな人が出て来て、子供時代を思い出しました。
私は兄弟姉妹が多かったので学校から帰って頂くおやつは、お握りが多かったっけ。
おせんべいやビスケットでは成長途上の子供たちが夕飯まで待てないのを知って居たのでしょうね。
お手伝いのりえさんが一生懸命握ったおむすびは大きくて、海苔を巻いた塩味と焼いてお醤油をつけた香ばしいのと二種類だった。
あの味、今も思い出します。
りえさんは生きて居れば百十才､まさかだけれど!?
思い出しました。
記憶って結構鮮明に有るものですね。

彌　叡

笑い！！

　私は昔から大声で笑った事がないような気がする。
育った時代が大声ははしたないとか慎むのが女性だといわれていた時代だから、キャーキャーと騒いだり友人とヤッホーなど親しさを表現したりした記憶がない。
今の時代は自由で良いですね。
面白い話が有れば手を叩いて笑っても誰も何も言わない。
時には、一寸羽目をはずしすぎじゃないの？と思うときもあるけど、人様に迷惑を掛けず自分を知っていれば良い。
我が家に来てくれる人たち、みんな明るくて賢いし素直！
この人たちのお陰で年齢を忘れて冗談も言え、笑って元気が出ます。
こんな日が毎日続きますように。

彌　叡

笑いは特効薬

　今日は元気、と言うのはここ２・３日若い人たちが来ているから。
きちんとした用が済むと色々な話題が出てきて大笑いしたりするから、多分体が動き出すのだろう。
若い人のエネルギーは素晴らしい。
まして、みんな社会の第一線で働いている人たち、加えてピュアで誠実な人たちだから出会えた事に感謝の存在です。
ちゃんと話して笑ってお茶を飲んで、元気の元ですね。
コロナ禍が過ぎたら落語をききにいきたいと思います。
漫才やお笑いと違って歴史や人情などを楽しく話してくれて笑いもあるから。
楽しい日々でした。

彌　叡

若い！！

　テレビの中の今活躍しているタレントは本当に若い。
疲れても、直ぐに回復するみたい。
二十代三十代、四十代まではみんなそうだよね？
でもビックリ、ドラマの主役を張っている人たち、六十代七十代が沢山いらっしゃるのですね。
長年の役者生活で培われた演技力に加え、そのパワフルな若さに驚き尊敬してしまいます。
自分を律して励んでこられたのでしょう。
残っている人たちは一部かもしれない。
人生の生き方は年を重ねてから結果が現れるものだと、痛感します。
しかし若い！軽薄じゃない若さは気持ちが良いです。

彌　叡

不機嫌な天気

　日本は四季の国、昔から絵師は花を描き折々の季節を美しく見せてくれたし、昨今は其処に咲いているようにテレビの画面で花見をさせてくれるのが普通だったけれど、今年は香りすら消えたみたい。
私自身は今母の日に戴いたカーネーションに囲まれて幸せだけれど、これからの花々の夏や秋、空気はきれいになるのかしら!?
何か世界中の無責任な権力者の発言を見ていると虚しい思いが致します。
私達はただ祈り自分を守るだけ、でもみんなの思いが集まったら強い力になるかもしれませんね。

彌　叡

TPO

　ある人の独り言で久し振りにこの言葉を思い出しました。
TPOはその場にに相応しい服装と言う意味でひところよく使われていましたが、今それを意識している人は少ないんじゃないかしら？
私思うにTPOは服装だけではないと、日常の生き方すべてに関わるのではないかと思います。
流行とは別に違和感ない服装、礼儀、言葉遣い…少し神経を使うと毎日がかえって楽になるかも。
値段がいくらお高くともジーンズでお葬式に出たらやっぱり変、
これは極端だけれど個性も生かしながらおかしくない生き方をしたいとおもいます。
一青年の呟きはふと考えさせてくれました

彌　叡

最後か？

　月に一度手紙を出している友人から先月住所不明でそれが戻ってきました。
不明？
何十年も届いて居るのに。何か気になって電話をしてみたけれど誰も出ない。
一人暮らしの彼女、でも書道家として名が知られている彼女には沢山のお弟子さんがいる。
誰も居ない筈がないのに。
半年前電話で一時間も話して元気だったけれど、心臓が少し具合が悪くて、聖路加病院に行っているのよと言って居たっけ。
それに、そのとき、何かあったら誰にも知らせないつもりと言い、同じ思いの私と笑いあったんでした。
もう３０数年のつき合い、まだはっきりしたことは分からないけれど、聖路加病院のベッドに寝ていてくれたら良いのだけど。
多分連絡はないと思うけれど手を合わせて祈っています。

彌　叡